看漫画学习日语:职场礼仪之工资那些事



(漫画翻译由上至下,由右至左)
(发工资之前)

女职员1:她吃的好好哦……

女职员2:是啊……说起来她为啥要来我们公司工作……

男职员:为啥只有我们过得这么悲催啊……我要工资工资!!快涨工资!!!大家都应该这么呼吁!!

前辈:行了你!差不多得了!

女职员:说起来,工资是由什么决定的呢?

  
工资那些事(上篇解说)

女职员1:給料…給料がもっと欲しいよぅ…。リッチな暮らしがしたいよぅ…。

女职员1:工资再多一些就好了。好想过富裕的生活啊……。

前辈:給料のことを言う前に、あんたはまず浪費癖を直しなさい…。ていうか、突然何を言い出すわけ?

前辈:说这种话之前,你还是先改掉花钱大手大脚的毛病吧。不过你们为什么突然提起这个话题啊?

女职员2:だ~って、かたやメジャーリーグだ移籍だ100億円だって選手もいるのに、私の給料はどうして万単位なんだろうなぁと…。私がここでどんなに頑張っても億単位の給料は貰えないんですか?そもそも、給料ってどうやって決めてるんだろ~。

女职员2:你看美国棒球联赛的队员,有的人都能赚到100亿日元,我的工资凭什么就得是以万为单位的啊……。我都这么努力了难道还不值这些钱么?不过话说回来,工资到底是怎么决定的啊。

上司:100億円、いいですよねぇ…。私だって貰ってみたいですよ…と、そうじゃなくて給料の決め方でしたっけ?それはですね、会社によって決め方は多少異なるはずですが、大体においては「給与規定」なるものがあって、等級とか評価によって算定される計算式になっていると思いますよ。私も昔、コンサルタントに依頼してこの計算式を作ってみたことがあるのですが、いやぁ複雑怪奇でしたねぇ。でも逆に、あの複雑怪奇さがいいのかもしれません。だって、払う方も貰う方も根拠がよくわからないんですから。

上司:100亿日元,确实很诱人啊。我也很想要啊……不是这个问题,你想问工资的决定方式是吧。虽说每个公司的决定方式不同,不过基本上都是根据规定,按照等级和评价计算出来的。我过去也是将大家的工资拜托给公司的顾问去算的。那个算法还真是繁琐古怪。不过或许那种方法是最好的。因为不管是支付方还是获取放都能一目了然。

女职员1:ええ~!!何それ、いい加減~!!

女职员1:诶?什么嘛!太过分了!

上司:おっと、そういう風に受け取られてしまいましたか。申し訳ありません。でもねぇ、よく「給料の金額が納得できない」とか「納得できる理由が知りたい」というせりふを耳にしますが、そうは言っても本当に「誰もが納得できる金額」「誰もが納得できる理由」なんてあると思いますか?聞いたことあります?

上司:抱歉啦,不知不觉地就这样啦。不过呢,我经常能听到大家说,对工资感到不满,或者希望知道得这些工资的理由。但是你能想出一个让大家都能接受的金额和大家都能接受的理由吗?

前辈:そう言われれば聞いたことはありませんけど…。

前辈:这么说确实如此呢。

上司:私は、誰もが納得できる金額の給料、納得できる理由が存在することは不可能だと思っていますからね。逆にあなたに聞いてみたいのですが、あなたはいくら給料を貰ったら納得できますか?そして納得できる理由には具体的にどんな項目が必要だと思っていますか?

上司:我认为不存在能够让所有人都满意的金额和理由。反过来说,我问你,你觉得自己值多少价值?同时说明一下你如此认为的理由。

前辈:急にそんなこと聞かれてもなぁ…。いやぁ、俺は今の給料で不満はありませんよ。でもまぁ、今の倍給料が貰えたら嬉しいですけどね。

前辈:你突然这么问我,我也不知道该如何回答。我对现在的工资没什么不满,不过当然是越多越好啊。

上司:それはそうですよね。それじゃあ、社員全員が今の給料の倍額を貰えたら納得できると仮定しましょう。そうすると我が社の人件費は単純計算でも倍になります。それでも会社は存続していけるでしょうか?

上司:没错。那么我们假如大家的工资都是现在的一倍。那么我们公司的人力费也就翻了一倍。那么我们公司还能继续运营下去吗?

女职员1::う…それは難しいんじゃないですかねぇ…?

女职员1:这个不太好说……

上司:そうなんです。早晩立ち行かなくなることは目に見えていますね。つまり、給料すなわち人件費は会社によって払える金額がおのずと決まってくるのです。業種間格差、企業間格差によってまちまちですが、どこの会社だって払える範囲内で精一杯の金額を出しているはずですよ。

上司:就是这么回事。如果这么做了迟早会出问题。也就是说,工资也就相当于人力费用是根据公司的盈利多少所决定的。行业的不同和企业的不同早就了工资的不同,不过每个公司都在能够负担的范围内,尽可能的多的支付职员的工资呢。

女职员2:え?どうしてそう言い切れるのですか?

女职员2:这话说得也太绝对了吧?

上司:人件費をケチれば、その分会社の利益が増えます。これは会社にとってのメリットです。でも多くの会社はそれをしていません。なぜなら人件費をケチることのデメリットの方が利益よりも多いからです。さて、では人件費をケチることのデメリットとは一体何でしょうか?

上司:给职员的少了,这部分就会转化为公司的利益。这对于公司来说是一种好处。不过大多说公司并没有这么做。这是因为缩减员工的公司来增加公司利益这件事,坏处要比好处多。那么,缩减人力费的缺点到底是什么呢?

男职员:人件費ケチる会社なんて入りたくないですよ…。

男职员:我不会想要到这种公司工作……

上司:そう、優秀な人間が入社してくれなくなるんですよ。それに輪をかけて、今働いてくれている人たちも転職していってしまいます。優秀な人材を確保するためには、経営者はできる限り良い給料を払わなければならないのです。とくにこれからの新しい、未知の経済状況を乗り越えていくためには、優秀な人材確保は企業として極めて優先順位の高い要件ですからね。だから多くの企業は、会社が潰れない範囲内でできる限りの給料を払っているはずなんです。

上司:没错。这样就招不到优秀的人才。更严重一些的话,在职员工会跳槽。为了确保有优秀的人才,经营者就不得不在可承担的范围内尽可能多地支付工资。特别是对于解决将来不能预见的经济状况,保证公司的优秀人才的不流失对于公司来说是很重要的事情。因此,很多企业都是,只要在公司不倒闭的范围内,尽可能地多发工资。

男职员:なるほどね~。でも実際問題「あの人より給料低くても仕方ないけど、この人と同じ給料じゃヤル気がなくなるよ~」なんてことが多々あるんですけど…。会社には払える給料に限度額があって、全員に納得してもらえる給料を払えないことはわかりましたけど、仕事ができない人を見ているとどうしたってそんなことを考えちゃいますよ~。

男职员:原来如此。不过还有问题就是“比那个人挣得少是没有办法的事,不过要是和这个人挣得一样多就没什么干劲儿了~”。公司支付给员工的工资是有限的,我能明白不可能有让大家都接受的金额,不过要是有个和自己挣一样工资的却不怎么工作的人,就怎么都不得不去在意了。

上司:それがいわゆる「社員の評価」というやつですね。前述した「納得できる理由が知りたい」なんていう疑問はここから派生しているのでしょう。ただ、この評価というのが曲者でねぇ。

上司:这就是职员的评价了。之前说的想要知道发这些工资的根据,就是从这里派生出来的问题。不过这个评价可不太好说。

女职员1:え?別に普通に公平に評価すればいいじゃないですか。なんで曲者?

女职员1:怎么呢?普通地公平地评价不就好了么?为什么不好说啊?

上司:それは、次回に詳しくお話ししましょうか。次回は、給料に関する社員の評価と、評価を主体とした成果主義についてのお話をいたします。

上司:关于这个问题,我们下次再详细讲解。下次是与工资相关的职员评价以及评价的主要内容——成果主义。


(漫画翻译由上至下,由右至左)
(加班中)

大家:工作辛苦啦~

男职员1:总觉得大家今天很早呢~

男职员2:为啥只有我一个人在加班啊!

男职员1:但是现在还没到7点呢~

前辈:说起来是因为你总是回去得很早吧~

男职员1:不开心!为什么总是我?!只给这么点钱我不开心!!
 
工资那些事(下篇解说)
 
上司:さて、前回は給料には会社によって払える総額があるということ、会社は払える範囲内でできる限りいい給料を出しているはずである、ということをお話ししました。

上司:那么让我们接着上周的内容,上周说到公司支付给大家的工资都是在能支付的范围内尽可能支付的。

男职员1:とはいっても、「俺の方があいつより仕事をしているのに、なんで給料が同じなんだ!」とか、往々にしてそういう不満が出てきますよね。会社が払える給料総額に限界があるのだとしても「納得いかん!!」というこの思いをどうすればいいんでしょう。俺としては、ちゃんと働きの内容を見た上で給料に差をつけて欲しいんですけど…。

男职员1:虽说如此,不过类似“明明是我做得更多一些,为啥工资和大家一样!”之类的不满经常会出现。虽说公司已经尽可能地在付工资的,不过还是会有“不接受不满足”之类的情感。对于我来说,希望公司能够好好看看我们工作的量和内容,并在此基础上给我们发工资。

上司:おっしゃる気持ちはわかります。よく給料に対して「納得できる理由を知りたい」なんて聞きますが、それはつまり自分自身に対する会社の評価を知りたいとか、会社の評価に納得ができないということですよね?ただ、この評価というのが曲者でねぇ…。

上司:我明白你的感受。我也经常听到大家询问,工资多少的基准,也就是说这是大家想知道公司对于自己的评价。不过有时候,评价确实做不到处处公正。

男职员2:どうしてですか…?前回もそんなことをおっしゃっていましたが…。公平に評価し判断すればいいんじゃ…。

男职员2:这是为什么呢?之前也这么说过,公平地评价不是很好么……

上司:通常会社というのはピラミッド型の組織形態を取っていますから、平社員の評価を課長が、課長の評価を部長が…というように順繰りに評価していきます。このとき上司から良い評価をもらった人は、まぁ大きな不満はないでしょう。問題は上司から低い評価をもらった人の気持ちです。

上司:一般来说,公司都是金字塔型的组织,科长评价普通职员,部长评价科长,以此类推。如果从上司处得到好的评价,大部分人都不会不满吧。会感到不满的是从上司处拿到不好评价的人。

女职员:そりゃあ頭にきますよ。人間関係にもヒビが入っちゃいますねぇ…。

女职员:还真的是这样呢。这也关系到人际关系。

上司:そうですよね、それが普通の人間というものです。ところが上司の立場からすれば、そうして低い評価をすることで人間関係が悪くなる、自分が恨まれてしまうことは明らか。なんとすべての部下に対して良い評価を与えてしまうケースが出てしまったのです。

上司:没错。正常人都会这样。不过对于上司来说,仅仅因为评价不好就被部下怨恨,人际关系就变得不好了。于是就有的上司给所有的部下好的评价。

女职员1:え~っ、それって5段階の通信簿に先生が生徒全員に5をつけるようなものじゃないですか。そんなの、もはや評価じゃありませんよ。

女职员1:啥?这不就跟刷好评一样了么?!这样还能算是评价吗?

上司:全くですね。評価を極めた成果主義制度に関しては後程お話しいたしますが、そもそも今のように「社員の評価」が注目されるようになったのは、高度経済成長が終焉を迎え、豊かな生活を享受する時代になってきてからだと思います。

上司:就是说啊。关于评价时的绝对成果主义我们稍后再说。说起来像现在,社员的评价开始受瞩目是日本的高度经济成长停滞之后,人们的生活开始富裕稳定之后的事。

前辈:どういうことでしょう?

前辈:这是为什么呢?

上司:第二次世界大戦敗戦後の日本は、アメリカの傘の下軍備の憂いなく経済に専念できたおかげで、高度経済成長を実現しました。例外はもちろんありますが、企業の売り上げも右肩上がりで、それに伴い給料も右肩上がり。この状態は経営者にとっても社員にとってもハッピーな状態ですよね。この頃であれば、たとえ全員同じ評価でも全員昇給できたわけですから、不平不満は表面化しないで済みました。ところが、現在は高度経済成長期も過ぎ去り、物資にあふれた豊かな環境になり、商売そのものが難しくなりました。極端な言い方になってしまいますが、「作れば売れる」時代は終わってしまったのです。そうなると企業の売上も低迷してしまう。売上が低迷するということは給料の伸びも低迷するということ、社員に払える給料の総額が増えなくなってしまったのです。

上司:日本在二战失败之后,在美国的庇护下,不用担心军备的不足,一心发展经济,实现了经济的高度成长。企业的收入也日益上升,工资的职员也随之增加。这样的状态不管是对于经营者来说还是对于职员来说都是一件令人高兴的事。那个时候,就算全员的评价都一样,也能让职员们都能过升职。也没有出现谁不满的问题。不过,现在日本经济已经度过了高度经济成长期,物资充裕,商业的发达也变得缓慢了。极端一点来说,只要能做出商品就能卖出去的那个时代已经过去了。也因此,企业的收入也变得低迷,随之而来的给大家的工资也就不会增加了。

前辈:なるほど。それで総額が増えないから、給料の差を個々人の能力の差でつけるようになったのですね。

前辈:原来如此,也就因此能给员工的工资总数不变,只能依据能力给大家发工资了。

上司:ええ。売上が伸びない時代になると、経費を増やさないようにしなければなりません。経費のうちウェートが高いのが人件費です。今いる社員1人1人に倍の仕事をしてもらえれば人員は半分で済むという単純計算もあり、給料格差をつけることで個々人が競い合って仕事に励むだろうと「社員の評価」が注目されてきたのでしょう。ここ最近欧米を模して採用された成果主義という手法は、その「社員の評価」を極めたやり方と言っていいと思います。

上司:收入不增加就得减少经费的支出了。而在经费支出中,占最大比重的就是给员工的工资。所谓社员的评价就是希望大家能够事半功倍,相互竞争着工作。最近以欧美的成果主义为蓝本的评价手法就是社员评价的一种极致表现。

前辈:へぇ…。でもその成果主義も、そのせいで人心が荒廃してきたとか、成果主義の破綻とか、そんな記事をよく新聞や雑誌で見かけるようになりましたが…。

前辈:不过这种成果主义却也让人很难过。类似的关于成果主义的缺陷的报道可是不少。

上司:そのようですね。働きが悪かった人には発奮してもらう、働きの良かった人には充実感を味わってもらってより働いてもらう。 それが成果主義の狙い目なのです。

上司:没错。不过希望工作不好的人能够勤奋起来,工作努力的人能够感觉到工作的充实感,这才是成果主义的真正目的。
 
 

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